「コープデリ」とはどんなものなのか、生協とはどのような組織なのか、ご紹介します。
まずは、生協・コープとはどのような組織なのか理解し、
次に、コープデリとはのようなサービスなのか、
最後に、色々ある生協の食材宅配サービスについてご紹介していきます。
コープ(生協)は「消費者同士が助け合うための組合」
私は「コープ」「生協」を耳にすることがありますが、具体的にどんな組織か上手く説明できませんでした。
色々調べてみると複雑なのですが、このように理解すればＯＫです。
消費者同士がというのが重要なポイントです。
イメージとしては、営利目的のお店ではなく、地域の組合(自治会、町内会)に近いものです。消費者同士が助け合って生活していくための組合。
コープとは英語の協同組合「co-operative union」の略です。農業協同組合や漁業協同組合などさまざまな協同組合がありますが、消費者の協同組合を生活協同組合（生協）と呼び、「コープ」とも呼ばれています。
お金を払ってサービスを受けるという感覚ではなく、必要な人が参加して助け合うという感覚で利用すると良いのだと思います。
出資金があるのも、みんなでお金を出し合って、必要なサービスを運営していくための資金になるからなんですね。
消費者と組織の関係は、日本生活協同組合連合会の「生協って？」の図解が分かりやすいです。利用、運営、出資の関係が描かれています。
そして、よく見かける「co・op」のロゴ。
「co・op」のロゴは、日本生協連(日本生活協同組合連合会)のロゴで、加盟している生協団体が使っています。
日本生協連には322もの組織が加入(2016年末)していて、大学の生協をはじめ、宅配食材を取り扱う、コープデリ連合会、パルシステム連合会、生活クラブ連合会なども含まれています。
組織の構成は非常に複雑です。各地域の組合が集まって大きな組合になり、それらが集まって連合になり、最終的に日本生協連が構成されています。
コープデリと生協の違いは？
生協に関する用語として「生協」「コープ」「コープデリ」などを耳にすることがあります。
自宅への宅配サービスのことを意図しているのであれば、どれも同じサービスを指しています。
私も当初は、違いがイマイチわからないのが正直なところでしたが、調べていると以下のように理解すれば良いことがわかりました。
まず、言葉としては、生協 ＝ コープ。 和名か英名かの違いです。
「生協」と呼ばれている組織は複数あり、それぞれ運営ポリシーや対象地域が違っています。そのため、生協の宅配サービスには、「コープデリ」「おうちコープ」「パルシステム」などがあり、それぞれ違う生協団体が運営しています。
コープデリは、関東信越の生協が運営する「宅配サービス」
「コープデリ」は生協が運営する関東信越を対象とした食材宅配サービスです。
利用可能な地域は、東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟
コープデリは、コープデリ連合会(関東信越の生協の連合会)が運営する宅配サービス。
ちなみに、「コープデリ」という言葉は、コープデリを運営する関連する組織や名称で使われています。
このあたりは、知らなくても利用する側はこまることはないので、細かいことは気にしなくても大丈夫。
生協の宅配サービスは、配達エリアと商品内容で違う
生協の宅配サービスは、コープデリ以外にも存在していて、運営する生協の組合ごとに提供地域やサービス内容が違っています。
- コープデリ … 東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟
- おうちコープ … 神奈川、山梨、静岡
- パルシステム … 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、山梨、群馬、福島、静岡、新潟
- 生活クラブ … 北海道、青森、岩手、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、長野、山梨、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良
コープデリとおうちコープは、商品ラインナップがほぼ同じなので、提供地域による住み分けだと理解すれば良いです。
パルシステムと生活クラブは取り扱っている商品の基準が違っているため、サービスが違うと理解して良いと思います。そのため、提供地域がかぶっています。
例えば、東京の場合は、コープデリ、パルシステム、生活クラブに加入することができます。そのため、各ご家庭で食品に求める基準をもとにサービスを選ぶと良いです。
同じ「生協の食材宅配サービス」でも、組合によって地域やサービス内容が違っています。「生協」という響きが一緒でも、それぞれの組合で運営ポリシーが違うため、会社が違うようなものです。
自分に合った生協の組合・サービスを選ぶ必要があります。
どの生協の宅配サービスを選ぶか？
複数の選択肢があるため、どの生協・サービスを利用するか選ぶ必要があります。
正直、食材宅配サービスについては、インターネットで情報を集めただけでは、比較しきれません。
実際にカタログを見ることで、料金、安全、食材の魅力などが伝わってきますし、ご自身のこだわりポイントも見えてくると思います。
それぞれの組合で、特色も違うので、資料請求して比較するのが間違いないです。資料請求するだけなら無料ですし、お土産も持たせてくれます♪
特に、実際に宅配してくれる方が資料を持ってきてくれたりするので、サービス利用後の対応も違いも肌で感じる事ができます。
ちなみに、食材の値段は「コープデリ」「おうちコープ」がスーパーに並んでいる価格とあまり変わらないです。次に「パルシステム」。最後に「生活クラブ」といった価格帯になっています。
生活クラブは安全基準が高いです。添加物削減、遺伝子組換え、環境ホルモン対策、残留農薬などに厳しい基準を設けているため食材の安全にこだわりを持つ方が利用している印象。
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資料請求する前に、お住いの地域でサービス提供されているか確認してくださいね☆
まとめ
生協やコープデリについて調べてみると、生協の食材宅配サービスも色々な種類があることが分かりました。
最後に、ポイントをまとめます
- 生協(コープ)は、消費者同士の助け合い組織
- 日本で「生協」といえば、日本生協連(co・op)に加入している組織が有名
- コープデリは生協の宅配サービスのひとつ
- 生協の宅配サービスは、地域・組合ごとに違う
- 同じ「生協」でも組合によってサービスが違う
- 資料請求して比較するのが賢い選び方